多種多様の自然

クヌセンルンでは、生物多様性に焦点をあて、できるだけ自然の中で生物多様性を保つことが大切だと考えています。自然は、私たちのパートナーであり、私たちは、自然が最大の恵みをもたらすことができるように、自然との関係を強化し、心を配る必要があります。

健全な自然環境が、健康な作物、健康な動物と健康な人をつくります。これは、私たちが有機栽培をすることで、私たちの畑にいてほしくないシラミなどの害虫を捕食するクモ、甲虫、てんとう虫などが生息する様々なビオトープにとって、よりよい条件をつくることに貢献することを意味します。

そこで、私たちは家畜と野生生物の両方のための生息地として、農場のまわりに昔ながらの生け垣を再現することにしました。生け垣はロラン島に古くからあり、ロラン島、ファルスタ島で伝統的に生け垣用として使われてきたワイルドプラムの一種、ダムソンの木を使用しています。このプラムは、農薬『ラウンドアップ』に非常に弱いために、ほとんどの場所で見られなくなり、現在では絶滅の危機にさらされています。

ダムソンの生け垣に加えて、家畜と野生生物のために、私たちは牧草地に8㎞の野菜の列と、8㎞の昆虫の生息地を作りました。また、同時に15. Juni基金、EU、食糧農漁業省の支援を受け、小さなイエアマガエルを含む両生類 のために農園周辺の泉をきれいにしたり、森の片隅にコウモリのシェルターとなる660本の木を守ることで、コウモリの保護活動をすることも行っています。

私たちは、高レベルの生物多様性を作り出すためには、古来の植物種や家畜種を保護する必要があると考えています。古い品種の多くは、近代種にはできないことができると思うのです。多くの場合、古来種は丈夫で、動物の場合も多くは、デンマークの屋外でより健康に育ちます。しかしながら、大半が生産量や成長の度合いが低く、工業生産には向かないことから、絶滅の危機に瀕しています。

それでも、私たちは、こうした古来種が、生物多様性の一端を担うだけでなく、消費者に一味違う味覚を提供できるという点でも、重要な役割を果たしてくれると信じています。