放し飼いの動物たち

ロラン島のクヌセンルン・マナーハウスでは、いつも目標を高く持ち続けています。私たちは、オーガニックフードだけを生産しています。動物や植物たちにとって有益となるように 生物多様性を高めるための仕事に取り組んでいます。そして、さらなる健康増進のため、また、お客様に最高の味をお届けできるように、新しいことにも果敢に挑戦します。

白黒まだらのランドレース原種豚

クヌセンルンでは、原種の白黒まだらのランドレース豚を守りつつ同時に繁殖させることにしました。この種こそ、何世紀にも渡りデンマークの環境と気候に適応してきた丈夫な豚で、デンマークの自然の中で過ごすのに適しています。

しかし、原種の白黒まだらのランドレース豚は成長がゆっくりで、より近代的な豚の品種のように大きくなりません。ですから、豚の集中生産の対象種とはなりませんでした。しかしながら、この品種は健康の上でも、食品としての品質という面でも保存するだけの価値があるのです。

豚たちは年間を通して放牧され、断尾されることも、鼻輪をつけられることもありません。牧草地や森で、根、ミミズ、ドングリやブナの実をあさりますが、これが肉に独特な味わいを与えます。
肉は深い赤色で、新線な空気を吸って外を動き回るために筋肉がついており、一般の豚肉よりもやや固めです。お近くまでお越しの際は、ぜひ、自然の中で過ごす豚たちをご覧になってみてください。

赤牛の復活

原種の赤デンマーク牛は1800年代以来、クヌセンルン農園には欠かせないもので、そのミルクはマリボチーズやバターに利用され、私の曽祖父J.P.ハーマン・ハンセンの白カビチーズが1903年に受賞するきっかけにもなりました。

1950年代の農業の産業化によって、原種の赤デンマーク牛は、より搾乳量が多いホルスタイン種に取って代わられました。しかし、このオーガニック乳製品製造所で歴史的なレシピを復元するため、今では、希少種となった赤デンマーク乳牛がクヌセンルンに戻ってきました。

原種の赤デンマーク牛は、今では絶滅危惧種であり、母牛は約150頭しか残っていません。ですから、この牛は国連の食糧農業機関(FAO)の絶滅危惧種リストに登録されています。この牛は、ベータ、カッパ・カゼインが多く含まれた良質のミルクと、放牧地での生育に適しているのが特徴です。一方、濃縮飼料やプロテイン飼料での生育には適していません。

オーガニック酪農ヒツジとラム

クヌセンルンでは、肉量や搾乳量の増加はなくとも、味の質の高い地元の品種に価値を見出しています。私たちのヒツジは、地元に最も近い酪農ヒツジの品種である、イースト・フリージアンと、サフォークも少しいます。

今、クヌセンルンでは525匹のヒツジから搾乳しています。ラムは3つの期間に分けて生まれます。 搾乳量が少ない3分の1の酪農ヒツジとサフォークが交配するようにして、純粋なイースト・フリージアンのラムよりも少し早く食肉処理をできるようにしています。これまでの経験では、交雑をすることで、純粋種のラムよりも1ヵ月弱早く食肉処理が可能になります。

ラムは、最初の45日間は母親とともに過ごします。その後、離乳し、搾乳動物の飼料混合物(ラップ、穀類、そら豆)に移行します。ラムは、草や天候の状況により、4月中旬から11月/12月まで放牧されます。放牧期間中は、ラムは草だけを食べます。

放牧期間を通して、ラムは成長と健康状態が最上に保たれるように、仕切りを移動する度に寄生虫検査を受けます。この期間、ラムは家畜舎に入り、グラスラップ70%と穀類、そら豆などを食べます。

自然と共に、丹精込めて作っています。この味を、ぜひあなたにも、